取締役 / CTO 東 隆

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取締役 / CTO
東 隆

これからも引き続きの温かい応援をお願い致します!

私は、大学院で物理工学を専攻し、医療機器開発に従事する希望を持って就活していた時に、日立製作所中央研究所の研究者で、 超音波治療の第一人者である梅村先生(現東北大学名誉教授)に出会い、1998年に修士取得後、同研究所に入職し13年間医用超音波や超音波治療の研究に携わりました。

当時、画像診断装置と言えば、MRI、X線CTで、超音波は主流になりきれていないモダリティでしたが、他装置は高価で被曝や造影剤が必要と、受診者の負担の大きい中、 超音波は安全でポータブル装置も開発されつつある状況でした。 医療現場での活用に留まらない可能性を持っている超音波撮像装置の開発にモチベーションを持って取り組むことが出来ました。

また、複数の医師と低侵襲の超音波治療の研究を行う過程で、自分から階層の遠い経営陣がいつかチャレンジの決断をするのを受動的に待つのではなく、 自ら行動を起こしたい、と思い立ち、2011年に日立製作所を退職、東京大学バイオエンジニアリング専攻に特任講師として就職しました。

大学での低侵襲治療の研究の中で、この低侵襲治療の成立には、疾患の早期発見を実現する技術の確立こそが、このタイミングで必要であることを痛感するようになりました。

その結果、Lily MedTechのシーズ技術であるUSCT(Ultrasound Computed Tomography)の研究に取り組み、Proof of Conceptを行うために、東京大学COIの御支援により、USCTプロジェクトを発足しました。

この頃から、USCTの技術の応用部位として、技術の長所が最大限に活かせる対象として、乳癌の早期発見というニーズに応えることにフォーカスし、 別の分野にいた研究者・開発者の妻にも声をかけて、また昔から研究開発や技術議論を行ってきた医師にも協力いただき、装置コンセプトを明確化していきました。

さらに多くの周囲の方々のご理解と応援のお陰で2016年に東京大学大学院医学系研究科・疾患生命工学センターの教授に就任させて頂きました。

以前から行っていたUSCTと治療技術は、医学部に移ったことでより加速し、USCTプロジェクトのメンバーが遂に起業し、自らは東大に残り、Lilyと共同研究を行ってきました。

Lilyは起業から3年が経ち、今や多くの医師や支援者に応援していただける会社となり、私が東大にいなくても臨床研究が可能な状況となった事から、 前CTOの三竹とも相談して、2019年3月末に東大を退職し、4月に新CTOとして就任させていただく事になりました。
東大医学部の教授職からベンチャーに移るという選択により、周囲の皆様には大変ご迷惑をお掛けしてしまったと思います。
しかしながら、最後は温かく送り出していただき、今後は自分達が生み出した技術の社会実装を使命として進めて参ります。

医療の分野は、技術の先に、常にそれを必要とする医師と患者がいて、彼らに負担の少ない技術が真に社会に必要とされる技術だと確信しています。